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ピンチの先に、穏やかな暮らしはあるのか?

ピンチの先に、穏やかな暮らしはあるのか?
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もしかしたらぼくはいま、ピンチを迎えているのではないか?

最近、そんな気配を感じていました。

ぼくが会社を辞めたのはもう14年も前の2008年になりますが、当時は間違えなく完全にピンチでした。

目次

ピンチとはなにか?

ピンチとはなにか?

そう、ピンチについての言葉を思い出して、2階の本棚を漁ってきました。

2011年に発行された高城剛さんの著書『私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明』ではこのように書かれています。

Q108 ピンチとはなんですか?

ほとんどの場合、仕事上では「人」「金」「時間」の問題。
個人的には「異性」「金」「健康」の問題。

ひとつだったら克服できますが、三つ揃うと一人では手に負えなくなります。

高城剛『私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明』(マガジンハウス、2011年)

ぼく自身の14年前の当時を振り返ると、3つ揃うどころか、高城さんが挙げている全部で6つの問題うち、少なくとも4つは問題を抱えていました。

仕事でも個人的にも、トラブルを連鎖的に発生させてしまい、自分ひとりではどうにも手に負える状態ではなくなってしまっていたのです。

会社を辞めた本当の理由

以前に書いた僕のメルマガの原稿を読むと…

「インターネットの可能性を信じて会社を辞めるという決断を下した」

なんてカッコつけて書いていますね。

インターネットの可能性を信じたことはウソではありませんが、どう考えてもそれだけが会社を辞めた理由であるはずがありません。

起業家の方が会社を辞めて、カッコよく新たなチャレンジに繰り出すようなプロフィールをよく拝見しますが、ぼくの場合は実際そんなカッコいいものでは全くありません。

ただただ、だらしなく同時多発的に問題を発生させてしまい、どうにもならなくなって会社にも行きたくなくなり、周囲にも迷惑を掛け、家族は病気になり、二進も三進もいかなくなって、問題をとにかく減らすために会社を辞めた…

というのが本当のところだと思います。

会社を辞めたぼくの末路

会社を辞めてどうなったかというと、当然、仕事上の問題は自分のコントロール外になり解決です。(とはいえ、自分の名誉のために付け加えておくと、自分が手掛けてきた仕事には誇りを持って取り組んできましたし、きりのよい落ち着いたタイミングだったと思っています)

あとは、個人的な問題の2つをどう対処するかになります。

2つの問題は、異性の問題だったのか、お金の問題だったのか、健康の問題だったのか…

ストーリーをあえて刺激的にするために匂わせつつ、ご想像におまかせするとして、いずれにしても問題を2つに絞ることができました。

その後なんとかそれらの問題に対処した結果、ぼくの人生はいまにつながっているわけです。

いまはピンチなのか?

では、2022年のいまはピンチなのか? それともそうじゃないのか?

仕事上の「人」「金」「時間」の問題と、個人的な「異性」「金」「健康」の6つの問題に照らし合わせると…

問題は1つ… 2つ… 2つです。

高城剛さんの「ひとつだったら克服できますが、三つ揃うと一人では手に負えなくなります。」というコメントから推測すると、1つはなんとかなる。でも2つは意外と厳しく、3つは一人では手に負えないということと受け取れます。

「ぼく自身このままでは厳しいかもしれないな」「プレッシャーに負けそうだな」と感じるのは、やはり問題が1つではなく、2つ以上あるからなのでしょう。

自分の課題はなにか?

いま何が厳しいと感じるかというと、一つは物理的に時間が足りなくなっているということ。もう一つは、次々と決断をしないと前に進まないという状況の2つです。

どちらも嬉しい悲鳴の裏側にあるもので、切っても切れない関係のものだから仕方がありません。

特に決断が苦手なぼくの場合は何か画期的な解決策が必要です。しかも決断が遅れに遅れていくから時間が足りなくなっているということが原因の一つであることも間違いありません。

時間を増やすために思考を紙に書く、決断にあたって紙に書くというのは良い解決方法で、赤羽雄二さんの著書『ゼロ秒思考』式に考えをメモに書いていくことは効果的です。

それでもときには、一人で考えていると次々と問題が頭の中で枝分かれして発散してしまい、面倒になって考えるのを後回しにしてしまったり、すっかり忘れて放置してしまったり、こんな調子だとあとで大変なことになります。

解決できない問題、誰にも相談できない悩み

もう一つ厳しいと感じることがあって、それは解決ができない問題。

これも胸が締め付けられるように苦しくなることがときどきありますが、自分でコントロールできる問題ではないもの。

このような問題はただただあるがままを受け入れるしかない、状況が好転するのを待つしかない、そんな結論です。

これも匂わせになってしまっているかもですが、少なくとも誰もが想像しがちな不倫とか離婚願望とかではないことは断言しておきます。そういうことは望んでいません。

ただ最近ちょっと困っていた、誰にも相談できない悩みについての解決方法は、今朝 Kindle Unlimited で読んだメンタリストDaiGoさんの『自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス』という本によい方法が書かれていました。

まだ最初の数十ページしか読んでいないのですが、そこまでだけでもぼくのためにDaiGoさんが書いてくれたのではないかと思うような内容でびっくりです。

壁は超えられる人にしかやってこない

このようなピンチ、なぜいまぼくのところにやってきているかというと、次のステップに向かうタイミングが来ているからに違いありません。

数ヶ月前までは、とても幸せで穏やかで、本当に朝から夕方までアマプラでアニメや海外ドラマを一気見する日も結構ありました。

でも、その状態をよしとしていたわけではなく、向上心を持って進んできた結果によるピンチです。

こんなとき先人は良い言葉をたくさん用意してくれています。たとえば、イチローさんの言葉。

壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。

イチロー

まさにこれです。

一日中アマプラで海外ドラマ『グッドファイト』を一気見していた幸せで穏やかだった日々に、ぼくの前に壁なんてありませんでした。

芸は身を助く

さて、ぼくの「ただただ、だらしなく同時多発的に問題を発生させてしまい、どうにもならなくなって会社にも行きたくなくなり、周囲にも迷惑を掛け、家族は病気で、二進も三進もいかなくなって、問題をとにかく減らすために会社を辞めた…」という状況。

この経過をプロフィールに書くわけにはいきませんよね。

そこは、会社を辞めてから必死に勉強したキャッチコピー作りで鍛えられたスキルを全力で活用しました。

これです。

「ライフスタイルを見直すことがきっかけで退社し独立」

あのダメダメな状況もこんな素敵なひとことで表わせるわけです。芸は身を助くとはよく言ったものです。

ピンチを克服している素敵な人たち

ぼく自身もピンチによって人生が変わりました。

最近、周りにいる仲間の人たちとコミュニケーションを深める中で、みんな一人ひとりぼくには想像できないようなピンチを乗り越えているのだと気づくことがあります。

そんな、ピンチと向き合って克服してきた人、克服しようとしている人は素敵な人たちばかりです。

だから、ピンチは決して悪いことばかりでないのだとぼくは思っています。

「ピンチの先には、穏やかな暮らしがある」

そんな風に考えて今回のピンチと向き合いたいなと思う週末です。

やっぱり、いまピンチなんじゃん!

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この記事を書いた人

穏やか暮らし研究所代表。2020年まで10年間もしも大学公認講師として活動。もしもドロップシッピング10周年記念イベント公認講師部門で表彰。

1968年生まれ、神奈川県藤沢市出身。現在は栃木県那須烏山市在住。大学卒業後(株)本田技術研究所に入社。ライフスタイルの見直しをきっかけに2008年に退社し独立。退職後、まったく畑違いなWeb関連の事業をはじめて現在に至る。

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